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zoom RSS GEASS小説 『ギアス戦隊シンケンジャー』 

<<   作成日時 : 2010/01/26 23:06   >>

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「其の一 ルルーシュ参る!」



『侍戦隊シンケンジャー』知らない人は伝わりにくい作品かもしれません。
ほぼセリフのみで構成されています。


年も明けて、アッシュフォード学園に普段の装いが戻った頃、例の如くルルーシュの頭を悩ませる問題が発生した-------

「なんだって、年明け早々舞台劇なんですかッ!しかも兄上達まで巻き込んでッ!」
「諦めなよルル。会長が『侍戦隊シンケンジャー』にハマっちゃったんだから・・・」
「まぁまぁ、よいではないか♪シュナイゼル様達もノリ気だしぃ〜vハイ、これ配役ね♪」

『ギアス戦隊シンケンジャー』

レッド:ルルーシュ・ランペルージ
ブルー:枢木スザク
ピンク:紅月カレン
グリーン:ジノ・ヴァインベルグ
イエロー:ロロ・ランペルージ

爺や:C.C
黒子:アッシュフォード生徒会

血祭ドウコク:シュナイゼル
薄皮太夫:コーネリア(ユフィ/三味線)
骨のシタリ:カノン
アヤカシ:ジェレミア

ナレーション:ナナリー

「本気ですか・・・(−−;)」
「んじゃ、そんなわけでスタ〜〜トぅッ♪」


----ここは東京。
喧騒とした街並みから外れた閑静な場所にその屋敷はあった。
『ランペルージ家』
そこは代々人間を脅かす【外道衆】と呼ばれる化け物たちと戦う侍の家系である。
ランペルージ家十八代目の当主であるルルーシュは、今日もまた頭を悩ませていた。

「おい!C.C!!少しは部屋を片付けたらどうなんだッ!」
「ん?黒子達が片付けるからいいじゃないか。気にするな」
「そういう問題じゃあないッ!黒子たちだって忙しいんだ」
「だったらお前が片付けろ」
「んなッ!?そもそもお前、爺やの役だろう!だったらもっと爺やらしくだな・・・」
「なんだ、爺やっていうのは、のんびりピザでも食べながらくつろいでいればいいんだろう?気が向いたら二人のお供を連れて旅に出て・・・」
「間違っているぞC.C!それは爺やじゃない!ご隠居様だッ!!」

こんな調子で我がままな爺やに毎日手を焼くルルーシュであった。
とそこへ廊下から聞きなれた青年の声が近づいてくる。
部屋を訪れたのは袴姿のスザクとジノだった。
恐らく二人で剣の稽古でもしていたのだろう。
スザクの額をつたう一滴の汗が光りに反射し、ルルーシュの目に眩しく写る。
彼の侍らしい凛とした佇まいにふと見とれるも、その淡い気持ちは毎度の事ながらスザクの他人行儀な物言いにかき消され、ルルーシュはつまらなそうにため息をついた。

「殿、こちらにいらっしゃったのですか」
「おい、スザク。その呼び方はヤメロって何度言えば・・・」
「はッ、申し訳ありません!ですが・・・」
「ま、頭の固いスザクじゃ仕方ないんじゃないか〜?」
「頭が固いとはなんだジノ!僕らは『ランペルージ家』にお仕えする家臣であって・・・」
「それが固いっていうの。今時そんな主従関係なんてはやらないって」
「なんだとッ!?前々から言おうと思っていたが、ジノは殿に対して少し馴れ馴れしすぎるんじゃあないのかッ!?」
「馴れなれしいんじゃなくって、仲良しなの。ね〜ルルーシュ♪」

そういってジノはルルーシュの腰に手をまわしギュっと引き寄せた。
途端にスザクの頬が引きつり、みるみる毛が逆立っていく。

「ジノ〜〜〜ッ!!」
「なんだ〜?やるかスザク!受けてたつぜ!」
「お、おい・・・二人とも喧嘩は・・・」

そこへ一人の少女が部屋に入ってきた。
掴みかかっていたスザクとジノを一目見ると、軽くため息をつき無理やり二人を引き剥がした。

「ハイハイ。アンタ達、喧嘩なら他所でやんなさい〜。ルルーシュが困ってるでしょ」
「イテテ。姉さん酷いよぉ〜(><)」
「そうだぞ、カレン。今ジノと僕とで真剣な話しをしてるんだから邪魔しないでくれ」
「どうせ最終的には『どっちがルルーシュを大事に思っているか』って話しにいつも終わるんだから」
「そうそう。二人が張り合ったところで、兄さんの事を一番大事に思ってるのは僕って決まっているんですからv」

そういいながら少女の背後からひょっこり顔を出したのはロロだった。
ロロの登場で、困惑気味だったルルーシュの表情がにわかに穏やかになる。
ルルーシュに名前を呼ばれた少年は、子犬のように走りより彼の胸元に抱きついた。
優しく頭を撫でられたロロは嬉しそうに微笑む。
いつものことだが、スザクとジノは羨ましそうに指を咥えてその光景を見つめるしかなかった。

「ちぇ〜。いいなぁ〜ロロの奴。いっつもルルーシュに優しくされてさ〜」
「文句言うなジノ。みっともないぞ」
「なんだよ。スザクだって本当は羨ましいくせにィ〜」
「べッ・・別に僕は・・・・・///////」
「あら?そういえばどうしてロロだけルルーシュの事【兄さん】って呼ぶのかしら?」

すると4人の黒子達のうちの一人が、カレンに台本を手渡した。

「ああ、なるほどね。ロロはランペルージ家に養子縁組されたっていう設定なんだ。台本ありがとうリヴァ・・・じゃない黒子さん(汗)」
「いいよなぁ〜俺もルルーシュの事、【お兄ちゃん】って呼んでみたいなぁ〜」
「やめてくれないかジノ。気持ち悪いだろう!!」
「そんなつれない事言うなよォ〜vvvルルーシュお兄ちゃ〜ん♪」
「あっ!またジノはそうやって殿にベタベタと!!」
「ヤレヤレ。キリがないわねアンタ達。一生やってなさい」

そんな賑やかな日常に、水を差すような鈴の音が響き渡る。
それは【外道衆】が現れた事を告げる鈴の音だった。

「お〜い、鈴が鳴ってるぞ〜〜〜」
「それはC.Cの役だろう!!」
「だって面倒じゃないか」
「毎日ゴロゴロしてるだけのクセに!ええい、もういい!俺が取る!・・・ええっと801番。池袋か」

黒子たちは地図を広げ、慌ただしく侍達の出陣の仕度を始めた。

「池袋って・・・確か乙女ロードのある?」
「あそこかぁ。面白そうな所だよな」
「よし、皆行くぞッ」
「はッ!!」

一方、アニ○イト池袋店前。
乙女ロードと呼ばれるにふさわしく、今日もまた多くの少女達が楽しそうに声を弾ませ道を行きかっていた。
そこに突如として現れた外道衆3人組。
人々は恐れながらも、その見目麗しい姿に釘付けになっていた。

「フフフ。なるほど、これが噂の乙女ロードという場所なのだね」
「兄上が急に池袋に行くというから何があるのかとついてきてみれば・・・なんだここは?」
「あら、コーネリア様はご存知ない?ここは腐女子の聖地なんですのよv」
「フ・・・フジョシ?なんだそれは」
「腐女子というのはですね・・・」
「無駄だよカノン。【ユフィ】を溺愛しているコーネリアには全く理解不能な世界だからねぇ。彼女は百合専だ」
「まぁ、そうでしたか」
「???」
「さて、それじゃあ店内に入って乙女達のエネルギーでも吸収してこようかね」

そういってシュナイゼルが店内に足を踏み入れようとした。
まさにその時----。

「そこまでだ、外道衆!!」

高らかなルルーシュの声がビルの谷間にこだまする。
現れたのは我らがヒーロー、正義の味方。
天下御免の侍戦隊・・・否、ギアス戦隊!!

「シンケンレッド、ルルーシュ・ランペルージ!」
「同じくブルー、枢木スザク!」
「同じくピンク、紅月カレン!」
「同じくグリーン、ジノ・ヴァインベルグ!」
「同じくイエロー、ロロ・ランペルージvvv」

「ギアス戦隊シンケンジャー 参るッ!!」


「おや、予想よりも早いご到着だね。さすがルルーシュだ」
「フン、当たり前だ。その為に25通りのルートをだな・・・」
「おや、スザク君じゃないか。会えて嬉しいよ。君もいつまでもそんな不甲斐ないルルーシュに仕えるのはやめにして、私の元にこないかね?」
「それは出来ないご相談です。自分は生涯、殿に仕えると誓った身ですので・・・」
「フム、それは実に残念だねぇ」
「ちょッ・・不甲斐ないとはなんだッ!・・・っていうか俺の話しも聞けよッ!!」

するとルルーシュ達のやり取りに痺れを切らしたジノが威勢よく槍を構えた。

「そんな事より、さっさとケリをつけちゃおうぜッ」
「同感。先手必勝!くらえッ『紅蓮弐式:天空の舞』!!」

カレンは刀を扇子に変形させると突風を巻き起こし、シュナイゼル達を吹き飛ばそうとした。
するとその前に一輪のバラを手にしたカノンが立ちはだかる。

「あら、強すぎる女はモテないわよォv 『ニューハーフイリュージョン』!」

カノンがバラを頭上高く放り投げると、突如としてバラの花びらのシャワーが降り注いだ。
むせかえるようなバラの香りが広がると、急にカレンが叫び声をあげた。

「な、なに!?この淫らな波動はッ!い、イヤァぁッ〜〜〜////!!」
「ね、姐さんッ!お前ッ、姐さんに何をッ!?」
「ああら、少し【R18】の世界を堪能させてあげただけよォ♪これぐらいでダメージを受けるなんて、意外と初心な子ねぇ〜♪可愛いvvv」
「この野郎ッ!よくも姐さんを辱めたなッ!喰らえッ『トリスタン:庶民枯らしの舞』!」
「残念v私はアヤカシ庶民じゃないから効かないわ♪じゃあ、あなたには【R20】の世界ってのを見せてあげましょうかしらね。ウフフ・・・それはもう激しくて凄いんだからvvv」
「えッ・・・///う、うん・・それじゃ・・・少しだけ・・・///」

うっかりカノンの術に興味を持ってしまったジノにスザクの怒号が飛ぶ。

「何その気になってんだよジノ!しっかりしろ!!そんな穢れた波動は僕が全て洗い流してやる!翔けろ『ランスロット:白き水流の舞』!!」

スザクが刀を振り下ろそうとした時、その攻撃を阻止せんと、コーネリアは大事そうに手にしていた三味線をひきならした。
するとあたりの景色が一変にしてお花畑にかわり、優しく清らかな少女の声がスザクの周りを包み込みはじめた。

「お前の相手はこの私だ!呻れッ『天然:ユフィヴォ〜イス』!!」
「な、なんだこの全てを包み込むような優しい音色は!?」
「フフフ。どうだ私の【ユフィ】は。美しい音色だろう」
「うわぁあああ!!す、全てが癒され攻撃する力が奪われていくッ・・!!」

スザクは刀を捨て、頭を抱えるとその場にうずくまってしまった。
もはや彼の戦意はその美しい天使のような音色によって完全に喪失されてしまっていた。
ただならぬスザクの様子にルルーシュは慌てて駆け寄る。

「大丈夫かスザクッ!?クッ・・・なんなんだこの敵にあるまじき優しく美しい攻撃方法はッ」
「どうだい?コーネリアの【ユフィ】の威力は。この音色は特にスザク君の心を揺さぶるようにしてあるのだよ。彼は敵にまわすと厄介な子だからね」
「おのれッ・・やってくれたなシュナイゼル。やはり当主である俺が自ら動くしかないようだな」
「おや、君にできるのかい?非力な君が?」
「ええい黙れッ!跪けッ『絶対遵守:火炎ゼロの舞』!!」

ルルーシュが刀を振り下ろすと、翼の紋様をした炎がシュナイゼルの体を攻撃した。
地獄の業火のようなその炎にさすがのシュナイゼルも片膝をついた。

「うッ・・さすがにこの攻撃はキツイか」
「フハハハハハっ!!どうだシュナイゼル俺の絶対遵守の力は!」
「フフ・・・。だから君はいつまでたっても私には勝てないのだよ」
「何ッ!?」
「この攻撃は確かに最強なのかもしれないが、ひとつ大きな欠点がある」
「まさか貴様ッ、その事に・・・!?」
「もちろん気づいていたよ。最大の欠点に・・・ね」
「!!」
「この技は大きな攻撃を敵に与えると同時に、自らも心身ともに相当のダメージを受けてしまう。もはや君は立っているのもやっとなんじゃないのかね?」
「クッ・・・!」

シュナイゼルが言うように、ルルーシュの体力は、たったその一撃だけで既に限界を超えていた。
かろうじて立ってはいるが、今シュナイゼルに攻撃を喰らえば確実にやられてしまう状態だ。

「と、殿ッ!!」
「ルルーシュ!!」

主君のピンチに駆けつけたいスザク達だったが、今は自分達の敵を相手にするのがやっとで成すすべがない。
遠くで戦いの様子を見守っていた黒子たちは身振り手振りでロロにルルーシュのピンチを伝える。
数多くのアヤカシ達を相手にしていたロロは大急ぎで残りのアヤカシ達を始末した。

「待ってて兄さん!今僕が助けにッ!『ヴィンセント:煙にまく5秒の舞』!!」
「君の相手はこっちだ。いでよアヤカシ『オレンジ卿ジェレミア』!!」
「うわぁッ!!」
「・・・オハヨウ・・ゴザイマシタ・・・」
「この『オレンジ卿ジェレミア』はアヤカシの中でも最強だ。勝てるかな」
「くそッ・・・!」

ロロの前に突如として現れたその異様なアヤカシはもの凄いスピードで襲い掛かってきた。
その力は今まで相手したアヤカシとは明らかに違い、さすがのロロも苦戦を強いられる。
シュナイゼルは満足そうにその様子を見届けると、再びルルーシュと対峙した。

「それでは次は私のターンとさせてもらおうかな。轟け『ダモクレスの雷』!」
「うぁあああッ!!」

青白く光った雷が容赦なくルルーシュの体を鞭打つ。
今度はルルーシュが片膝をつく番だった。
キッと睨みつけると、シュナイゼルは口角をあげた。

「フム、その体でよく耐えたね。さすがに日々スザク君に鍛えてもらっているだけの事はある」
「う、うるさいッ!お、俺達はまだそんな関係じゃ・・・///////」
「おや、私は別にそんな意味で言ったつもりではないんだがねぇ」
「・・・え/////////」
「フフフ・・・君は本当に可愛い子だ。どうだい、私のものにならないかね?そうすれば命だけは助けてあげよう」
「ハハッ・・!スザクに言い寄ったかと思えば今度は俺か?随分と節操がないじゃないか」
「私の本命はもちろん君だよ。スザク君は君を釣る為の餌だ。もっとも、できる事なら二人セットで私の手元に置いておきたいのだがねぇ」
「フンッ!貴様のものになるぐらいなら死んだ方がマシだ!」
「仕方ない、殺すのは実に惜しいがね・・・。さらばだルルーシュ」

シュナイゼルが止めをさそうとしたその時。
一本の竹刀が二人の間に突き刺さった。

「!?」
「よぅ!待たせたなッ、ルルーシュ!!」

ルルーシュ達のピンチに颯爽と現れた謎の人物。
果たして二人が見上げたその先にいた者とは・・・

『ギアス戦隊シンケンジャー』
まずはこれまで。


【次回予告】:「六人目のシンケンジャー?」


「ええッ!?続くんですか、この話し・・・」
「エヘvvv」
「・・・・・・」
「それにしても俺達生徒会は黒子役だからセリフなくて今回ラクだよな♪」
「そうそうvあれっ?そういえばアーニャは?」
「アーニャなら・・・」

「私、撮影係・・・・。」


******************
2010年初の小説・・・。しかも続き物って・・・(^^;)
『シンケンジャー』ネタでいつか小説書きたいと思っていたんですが、やるならやっぱ年明けだろうと!
和風な感じでちょうどいいとか思ったり(笑)
でも気づけば1月も終わりに近づき、世間ではすっかり正月気分は抜けきっている今日この頃・・・。
しくじった(笑)
それにしてもシンケンジャー本編は凄い展開になってきました!
自分を偽って生きていた殿様とルルーシュのシンクロ率が高くて♪
もうじき番組は最終回なんですが、まだまだ熱いのでギアスの方で小説に変換しながら楽しみたいです。
そしてできればスザルルを無理やりねじ込んでいきたいYO!
ルル→スザクな感じで♪
本当は両想いなのに身分の差を気にして一歩前に出れないスザクとか。
そんなスザクにイライラしてるルルーシュとか。
あれ・・・なんかまんま騎士皇帝っぽいよ(笑)
素晴らしき主従関係★



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